そう思って開業した「金七」も、今年で20年目になりました。人には何か与えられた使命があって生まれてくるようで、私は過去世も「串焼き屋」をやっていたような気が致します。
お客様から「おじさん、美味かったぁ、また来るね。」とか「おじちゃん、ここの焼き鳥おいちぃ。」と幼いお子さんに褒められた時などは、本当に「この仕事を続けてきてよかったぁ。」と思います。使命感と幸福感に満たされるのです。
お客様が美味しかったと喜んでくださることで、私たちも幸せになるということを実感し私をはじめスタッフみんなが感謝いたしております。これからも素材を大切に手間ひま惜しまず。すべて手作り手作業をモットーに仕事に励む所存であります。
「きんしち」の名前の由来をよくたずねられます。
開業するにあたって、どうすれば老舗といわれるお店になるかとコンセプトを考えてみました。
1.初心忘るべからず
2.夫婦は戦友 いつも円満に
3.お客様の有利な商いを日々続けよ
4.仕事の先延ばしは最大の敵
5.商いでの善と悪を常に考えよ
6.品質・清潔・サービス(熱意・誠意・好意)
7.いかなる問題にも「有難う」を語尾付せよ。すなわちプラス思考。
最低でも、これだけは毎日まっとうしなければならないという事柄が7つあります。私(金野)が思う七つの理念ということで「金七」と名づけました。ただ、いまだ完璧にはクリアできないでいます。
今の鶏肉には満足してはおりません。 どうにかそれに近いものをと考えております。
どうすればいいかと言うと「鶏も自分でさばいてしまおう」と思っております。簡単でないのは百も承知ですがいろんな方法があるはずです。
でも、最後はやっぱり自分でやるしかないというのが本音です。と、言うことで「自家放し飼い養鶏場をもつ焼きとり屋」を考えております。また、得意分野である麺類(うどん・そば)も生涯の研究課題として手をのばしていきたいと思っております。
お魚が好きな方は
焼き鳥を食べるにしても、その前に少しお造りや青魚が欲しいと言われるお客様もたくさんいらっしゃいます。高年齢になればなるほどその傾向が見られ、何を隠そう私自身もそのひとりであります。
ご予約・ご宴会などでは「お魚」をお出ししておりますが、店内メニューには記載してございませんので、ひとこと「おさかな…?」とおたずねくださいませ。
店主の趣味はアウトドアー
21歳の時から狩猟が趣味でした。愛犬を連れ、毎日のように野山を駆け回ったものです。
最近では猟欲もあまりなくなり休みの日に楽しむ程度になりましたが、天然の「野鳥」や「猪・鹿」などの美味さは格別です。
ただそれらをお店で出すことはほとんどありませんが、猟期が11月15日〜翌年2月15日までですので、その期間中であれば運が良ければ食べられるかもしれません。
〒868-0056
熊本県人吉市寺町11-5
TEL.0966-24-0512